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久しぶりに親に会ったら・・・なんだかすごく歳をとったように感じた。「介護」のフタ文字がチラついてきた。
とはいえ、今は、元気に話せるし、歩けるし、料理や家事などもなんとかできているからまだ、大丈夫だろう・・
でも、今後、いつ介護が訪れるのか不安
そんな不安がよぎるものの本当は、介護になってほしくない。
親には、急な介護でつらい思いをさせたくないし、自分も辛い思いをしたくない。
親を大切に想っているそんなあなただからこそ、今すぐできることがあります。
親が介護になってしまった時、お互いが困らないようにするには、元気なうちからお互いの希望や思い・想いを共有することが大切です。なぜなら、子供の頃は、いつも親が一緒に何かをしてくれた。だから、いつも、その時の気持ちや思いを伝えていた。言葉では伝わりきれないときは、ワァーワァー泣いて気持ちをぶつけて言いたり、親も優しく時には、感情丸出しで親の思い、想いをぶつけてきたと思います。
しかし、お互いに時を重ね心の成長と共に言葉にして伝える機会も減っていった。そのうち、それぞれの仕事や子育てなど目の前の生活が忙しく会話する機会さえ失っている現状・・・
そんな時、急に親の体調が悪くなり介護することになった時、介護関係者に聞かれる親の受診歴やアレルギー、食べ物の好みや習慣など、本人がどうしたいのか?本意を知らない。
数多くの質問に答えられない自分が親のことを何も知らないことに気が付き愕然とする。
このまま、親のことを知らないでいるとこれから治療や介護を受ける親本人が嫌なことをされるかもしれないし、欲しくない食事が出てくるかもしれない。今まで頑張ってきた親に辛い思いをさせてしまうかもしれない。
そうならないために、今できる介活として自分と親を観察して見ましょう。
観察のポイント
・歩き方(背中の曲がり具合、足のあがり具合、歩くスピード、周りへの配慮ができるか?など)
・食事の食べ方や量(食べこぼしの確認、食べれる量の今と昔。好きなもの嫌いなもの、好きな固さ、など
・耳の聞こえ具合(後ろから話しかけたり、声の大きさを変えてみる)
・飲んでいる薬やサプリメント(いつから飲んでいて、効果があるか?)
・会話のちぐはぐがないか
・1日の過ごし方
しばらく上記のポイントで親を観察した結果、自分の感情にどんな変化があったのかを観察しましょう。
必要な医療や介護を適切に受けてもらうには、
今、元気なうちに自分の状況と親の状況をまずは、観察し見つめ直すことで最悪な事態を回避できる選択肢の幅が広がります。
今の現状を観察したら、そこから少しづつ過去に戻っていきます。
親とあなただけの思い出を辿ってください。
親にしてもらったことを振り返る方法
会話せず、一人で頭の中で思い出すのもいいですが、できたらこの時は、一緒にカフェでおしゃべりしてもいいし、車の移動中でもいい。いつものテレビを見ながらテレビの内容に関連して「うちはこんなことがあったよね」などと自分たちの場合は、こうだったね。など親子の思い出話しをしてコミュニケーションをとりましょう。
振り返るときのポイント
・日々の生活で意識する→自分の生活で起こることに関連し自分の時は親は、どんな気持ちだったのかな?どんな言葉をかけてくれたっけ?と日々のできことを自分ごとに置き換え振り返ってみる
例えば:目の前で小さな子供が転んだ。その時の親の対応を見て・・・
自分が転んだ時、親がどんな対応をしてくれたかを思い出してみる。
・アルバムを見ながら思い出してみる
青年時代就職が決まった時、親はどう喜んでくれた? 高校や大学合格した時、受験生でピリピリした自分をそっとサポートしてくれた?または、受験する、しないでモメたりしましたか?いろんな思い出が記憶の中で少しお互いにズレている部分も出てくるかと思いますが、そこには執着しなくて大丈夫です。
自分の中の思い出の中で親にしてもらったことをどんどん過去にタイムスリップしてください。
中学校、小学校、保育園、5〜3歳くらいの記憶、赤ちゃんの時の記憶はどこまであるか? を意識し始めるのです。 時間をとってずーっと考えるのも良いですが意識することでいつもの日常生活をしていてパッと思い出したりするようになります。親があなたにしてくれたことをできるだけ思い出してください。
そして、あなたがこの親の元に生まれてきたことを考えます。なぜ、この家庭に生まれてきたのか、この親からしか得られないものがあったと思います。
今まで親にしてもらったことを思い出すと感謝の気持ちが湧いてきます。
次は、感謝を言葉に表しましょう。
「感謝の言葉」伝えていますか?
突然、大切な方を失った方が後悔することの一つに「ありがとう」って言えばよかった。言えなかった、ちゃんと伝えていなかった。というご意見があります。
御霊前に手を合わせて「今まで育ててくれてありがとう」と伝えるるのも良いですが、やはり、元気なうちに、お互いの意思疎通ができるうちに伝えたいと思いませんか?
伝えたいけど、気恥ずかしい、照れ臭い、タイミングがわからないとなかなか言えずじまい。
そうしているうちに、お別れの日がやってくるかもしれませんよ。
後悔しない介護、後悔しない最期を迎えるため今できることから少しづつ声にして伝えていきましょう。
感謝を伝えるポイント
・ありがとうの質をワンランク上げる→
会話や動作の流れで言っている「ありがとう」をワンランク上げて見ましょう!
例:おう!ありがとう。
改善例→ご飯作ってくれてありがとうね。おいしかったよ!
〇〇してくれてを入れるのが大切。産んでくれてありがとう。孫たちの面倒見てくれてありがとう。いつも感謝しているよ。お母さんが元気でいてくれるから私も子供達も安心して過ごせているの。
しっかり、このありがとうにどんな意味が込められいているのかをしっかり伝える練習をしましょう。
「ありがとう」は魔法の言葉 あなたから始めて見ませんか?
親に限らず、ありがとうが習慣になるとお子さんや職場あなたの身の回りにもありがとうの連鎖が起こり、人間関係も良い方向に変化していくでしょう。
ありがとうの質をワンランク上げることを日々意識できるようになると、親のほうも、ありがとうと言われることによって、「あ〜私の人生これでよかったんだ。」と今よりもっと穏やかに人生の後半を過ごせるような気持ちになります。
家族がお互いに信頼を取り戻すことができれば、もしも、介護状態や認知症になった時でもあなたが思い描く穏やかな介護ができることでしょう。
ライフケア楽笑は、早めの「介活」をオススメしています。
介活とは・・・
介護にならないような生活を送ること、そして、万が一、介護生活がやってきたとしても落ち着いて対応ができるように、今から、介護生活で起こることを事前に知り、心の準備をしておくこと。
それが介護準備活動「介活」です。
この世に生を受けてから、最期の日を迎えるその日まで、それぞれの人生を生きる中、誰もが必ず通る道があります。
赤ちゃん時代→子供時代→青春時代→就活、卒業、就職、婚活、結婚、妊活、妊娠、出産、育児、子育て、子供の結婚、孫の誕生、孫の世話、親の老化、親の介護、自分の老後を考え終活?
何か良い目標を達成するには、事前に情報を集め取捨選択し自分の望みに志望校や志望就職、結婚相手などを叶えてきたことでしょう。
同じように、介護にも良い介護生活を送るために情報を集め取捨選択する必要があります。
自分の家族、自分の介護に合った情報や知識を得ることであなたを大切に育ててくれたご両親に辛いだけの人生後半を過ごさせるのではなく、愛を持って介護のステージも楽しく笑顔で過ごしていただくとも可能になります!
初めて介護を担うご家族の味方!20年の介護現場での介護予防から看取りまでの経験と、自身の両親の介護を通して介護家族当事者として、介護は、辛いだけじゃない、穏やかで明るく、楽しい介護生活が送れるよう介活セミナーや講座を開催しています。
オンラインでもご希望者お一人から対応しています。
大切なひととの限られた時間を有意義に過ごしたいけどどうしたらいいか、誰に相談したらいいか、こんなこと誰に聞いていいのか、お悩みでしたらお気軽にライフケア楽笑へお問い合わせ、ご相談ください。
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